子供のころ、夕方家に帰る途中、近所の家からは夕食のさまざまな匂いがしてきました。

カレーの匂い・・・魚を焼く匂い・・・肉を焼く匂い・・・この匂いでお腹がグーグーと音をたてた

ものです。

 

しかし、豊洲の街では、たくさんのマンションがあり、多くの世帯数があるにもかかわらず

この『匂い』がまったくしません。

 

これはまさか、みなさん夕食を作っていないのか！

いやいや、そんなことはありません。換気のシステムが良いからですね。

今はゴミの焼却場の煙突からだってほとんど煙なんて上がっていません。

 

しかし、その豊洲のマンションから、かすかなに良い匂いがしてるじゃありませんか。

ふと、見上げるとベランダからチロチロとした火が見えます。

そうです、ベランダでお肉でしょうか？はたまた、さんまでしょうか？焼いちゃってます。

う～ん、気持ちは解ります。炭火で焼くと美味しいですからね。

でも、ベランダでやってはダメです。即刻、マンションの防災センターに怒られてしまった

ようです。

 

さんまを七輪で煙がモクモクと焼く。これはもはや、非常に贅沢なことなのかもしれません。