豊洲大好き!なハウスポートの豊洲情報満載のスタッフブログです。
2013.09.12
昨日は不動産保証協会東京都本部主催の法定研修会が、東京国際フォーラムにて開催されました。
会場はかなり大きなホールでしたが、ほぼ埋め尽くされておりました。
特に印象深かったのは、野村総合研究所 主席研究員 リチャード・クー氏の講習です。
バランスシート不況論という話でした。内容を簡単に書きますと・・・・
①資産の暴落でバランスシートを悪化させた企業
↓
②負債の返済に集中する
↓
③お金の借りてがいなくなる
↓
④経済が収縮することによって不況になる。
日本においてはそれがまさにバブルの崩壊だそうです。
しかし、企業が借金返済ばかりをやっていてお金を借りることもなく、経済が収縮となるにも
かかわらず、日本のGDPが落ちなかったのはなぜか?
それは・・・・
⑤この間、日本政府がお金を借りて使う事により経済は大不況に陥らず。
↓
⑥企業は借金の返済が進みバランスシートはキレイになり健全化。
しかし、それでは日本のバランスシートが崩れたままではないか?
だから・・・・・
⑦健全化した民間企業が、今度は積極的にお金を借りて経済を活性化する。
↓
⑧すると日本政府が財政再建し、健全化する。
ということになるらしい・・・・・
確かに今、アベノミクスに2020年の東京オリンピックの開催と、経済は活性化してきてい
るように感じます。先ずはその雰囲気を作るというのは大切だと思う。
しかし、雰囲気だけでは企業も個人もお金を借りて・・・・・とまでは積極的にならないでしょ
うから、これからの第二、第三の矢が重要になってくるのでしょう。
そうならないと、現状では日本のバランスシートは崩れたままと言う事になってしまうわけ
ですから・・・・・
リチャード・クー氏の講習は、大変参考になり勉強になりました。